2020年11月29日
自作革砥
使ったモノ
①板 自宅を漁って見付けた適当な大きさの厚手の板。自宅を建てたときの開口部の額縁材の余り
②革 手芸用の端材を ama で。
③青棒がamaでお安かったので。 ピカールが良かったかな?(後述)
④きれいにはがせる両面テープ
⑤椿油 という名の出刃包丁のために求めた刃物用合成油。
包丁の研ぎの細かい傷を取り去るために仕上用革砥 を作ってみた。
で・・・これで仕上げると 輝きにうっとりするけど 決まって切れなくなる。
なんで・・・?
全く食い付かない刃先になってしまったことに落胆し研ぎ直すこと幾数回。
レザークラフト入門講座さんに理由が書いてあって
自分では丁寧に数回なぞっただけだと思っていたが
刃先を丸めるのには ほんの数回擦っただけで充分だったようだ。
その割に 鏡面の曇りはなかなか取れない。
ハマグリ刃 になっているとは思っていたが
あっという間に コピー用紙を堕とせない刃を作り出す。
革裏側の脚(毛)が長いのが刃先をすぐに丸めるのか・・・
せっかく作ったけれど さじ加減でどうにかなることなく 刃が切れなくなるので
刃物の仕上に使うのを諦めた。
鏡面仕上げが目的なら それはそれで根気のいる作業となるだろうし・・・
革砥は簡単便利!なはずの 革砥 を個人的には使いきれなかった。
綺麗にはなるのです・・・綺麗には。
刃先は すべすべ です。
研磨力のバランスをとるなら ピカール が良かったのか?
落胆が消えたら出直して挑戦します。
※
その後 椿オイルと青棒の刷り込みを繰り返して 皮の起毛が消えて板状になったら
想像以上の研磨 は消えて バリ落としとして使える ようになりました。
切れ味は滑らかになりますが 鋭くはならない という自作革砥石。
革砥は 夢の様な切れ味がいただける道具 と思い込んでいましたが
5000~6000番で仕上げたら 不要 ということになりました。
1000番のなめし としては有用だと思います。
※更に追記
5000番で研ぎ上げてもなぜか 微小な引っかかりが残る ことが多発して
紙で確認後に革砥で擦って仕上げることが通常となりました。
5000番でもペーパーを斬り進む感触からザラザラが除かれて しっとりしてくる。
微小な引っかかり も無くなることがほとんどです。
これで取れなかったら 研ぎ直し ということです。
滑らかさと引き替えに食い付きは減る けれど 切れ味は長く続く という
法則通りになっています。
自作革砥が 有効になってきて 立ち直った所長ですが
5000番の仕上がりが安定しないのは課題ですね。
慣れてきて 砥石面を整えるのをサボったためかな?
Posted by endoco at 02:40│Comments(0)
│所長!研いでますか?
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