2022年総括 青物に見放された一年となりました。
総括も何も・・・出撃8回にして 最後の最後12月に サンパク1本に会って
所長のジギング2022は 終了 となりました。
イナダにすら見放された一年となったのであります。
ジギングを初めて 最悪の一年だった と記憶されることは間違い有りません。
日立沖に青物の気配が薄かったとは感じますが それでも
船中一本の その一本 が所長に廻ってきませんでした。
但しボウズは無く
その日が 鯖の日だったり タチウオの日だったり メジの日だったり・・・
青物の日と思って乗船したら ヒラメ出船の日 だったり
アテは外れても タチウオもメジも過去最良に釣れて
ヒラメなどジギングタックルにもかかわらずに5枚も釣れて当日の釣果情報を飾ることができました。
そんな失意のシーズンオフですので ライン巻き直しにも気合いが入りません。
ようよう作業に入ろうにも いろいろあれこれと能書きばかりが積み上がっておりますので
揃える物が揃わないと腰も上がりません。
かねてから
ラインテンションを掛けた巻きをどうするか?脳内で構想しては決め手に困り・・・構想しては先送りを繰り返しておりました。
ジギンガーの 3kg の壁ですね。
STUDIO OCEAN MARK IK500 の値段をみてはため息をする日が続いておりましたが
ようやく ミヤエポック テンションアジャスターS を導入してライン巻きの起爆とすることに成りました。
比べてもセンナキコトデスガ・・・近海ジギングまでの所長なら妥当な選択だと思います。
コレをセットしたワークステーションも作ってみたかったし・・・
ミヤエポック テンションアジャスターSをボードにセットした定番のシステムです。
セットで可搬出来るので作業スペースを適時選ぶことが出来るのが良いですね。
リールシート1対をセットすることでリール to リールの巻き取り
高速リサイクラーを組み合わせることで固定されたリールからの巻き取り
テンションアジャスターSを介して加重を掛けたライン巻きがこのシステムで可能です。
それぞれをボードに固定することで労力を以外に使うことが出来るので
ライン巻きが 億劫 に思えたらぜひ制作するのをお奨めします。
所長の様に購入品でまかなえばドライバー一本で完成します。
購入した物
ミヤエポック テンションアジャスターS本体 amazonにて10,911円
定番商品で実績も十分な品ですが・・・まあ自分で回してみなくては操作感が分からんですよね。
【NMB】 ステンレス 両シールド付 DDL-1280ZZ 678ZZ
内径8mm×外径12mm×幅3.5mm (10個入り) 楽天にて1,880円
ブッシュの発熱防止とラインの滑り防止の一助に。
オイルを注入しグリスで蓋をする感じで8個挿入。
※元々のブッシュはクリップ(大)の先端をL字に曲げて引っ掛けて引き出しました。
反対側は硬く引き出せなかったので
ベアリングチェッカーを使って押し出しました。
これも面倒な方は ルアーバンクで
ベアリングを組み込み済み の商品があります。
テンションアジャスター固定スチールブラケットセット
ルアーバンクにて 2,280円
据え付け台を木材で自作するのが面倒だったので・・・
リールプレートシートS7+固定パーツ一式(Ver.3)セット
ルアーバンクにて 1,580円×2セット
SUN UP 工作台用クランプ 大 CS-15 amazonにて500円×2
そのほかにベースとなる2×4材をホームセンターで求めましたが ねじれ に我慢できずに廃棄。
総額はなかなかの金額となりましたが
今は
快適に望んだテンションを掛けたライン巻きの作業が行えています。
最初の挫折。ホームセンターの 2×4材あるある。
木目で選んだら ねじれ がすごくて・・・
自宅を建てたときの残材 集成材の間柱(30×105)があったのでそれに載せ替えました・・・
紙やすりを当てハネとバリを落としてあります。長さは160cmにしました。
工作台用クランプ を使って座卓に固定します。
但し
糸巻き専用の座椅子が有効で必須かと・・・^^
所長なりの工夫は
ハートランドZ HL-Z610MLFS-Tの竿先を受ける部分を設けることでした。
ベイトはココに竿先を挿入すると 竿先が固定されて安定した巻き作業が行えます。
ルアーバンクのスチールブラケットだから可能になったポイントです。
スピニング用に上にも受けを作りたいのですがそれには やぐら を組まないといけません。
これはオシアオシアジガー2001に限っての噺ですが
台のリールシートにセットして巻くとリールシートの中でリールが暴れるので
ぶれないように手で抑えていなくてはなりませんから 両手 がふさがります。
それならHL-Z610MLFS-Tを手持ちして巻いた方が性に合っています。
巻いている最中に指ワインドを行うのでフロントのグリップが何度も緩むのが難点です。
グリップを掲げる脚の治具を作りたくなる由。
スピニングリールは固定したシートではなくHL-Z610MLFS-Tにて行っています。
台のリールシートを使うとリールが逆さになっちゃうからね。
それでも巻けるけど^^;・・・所長は異和感があるので。
(ベイトリールをスピニングロッドに載せて巻いてるくせに・・・)
ガイドが下に在っても竿先が固定できる治具が欲しい。
※リールフットが小さいリールもリールシートの押さえが十分ではないので
結局全てのリールをHL-Z610MLFS-Tに付けて巻くようになりました。
ガイドにラインを通すのは面倒ですけれど巻き上がりの偏りは無くなったと思います。
リールプレートシートの出番は リール → リール と リール → リサイクラー に
限られたことになります。
第一精工 高速リサイクラー2.0に少々テンションを加えてやると
BBチューンされた テンションアジャスターS は発熱もスリップも無く
(皆さんの過去のレポートのおかげです)トラブル無く巻き上げることが出来ています。
スリップが怖くてシリコンスプレーを吹きながら作業出来ないのが
今までと違うところでしょうか
既に必須とも言えるBBチューン・・・
ミヤエポック社がこのスリーブ径にしたのは偶然なのか想定通りだったのか?
金属の塊でラインテンションを調整するこの設計に至ったのも謎?
製品化したのも謎でんな。
※この機構・アイデアは製糸の世界では特別な考え方ではないのかも・・・とふと思った。
STUDIO OCEAN MARK IK500の方が 遥かに解りやすい機構ですね。
まずは・・・15 CATALINA BJ200SH-L②にPE1.5を巻いてみます。
左ハンドル用にリールシートを位置取っておりますので右寄りからラインが進入します。
そのため若干スプール右の膨らみが大きいです。
~1.5kgくらいの加重だと巻き取りは楽々ですがしっかりとリールは抑えていなくてはなりません。
ハンドルはノンオリジナル ゴメクサスのカーボン75mm。
次に15 CATALINA BJ200SH-L①にPE2.0を巻き
~2kgの加重でも85mmのロングハンドルのためか難なく巻き取っていきます。
ワインダーが在るので右手でしっかりとリールを抑えることが出来ます。
グッラプラー301HGにPE3.0と・・・徐々にテンションを上げながら 自分も慣らしていきます。
ハンドルはこれもゴメクサスの85mm。
ワインダーのあるリールは楽ちん!です。ちょと右側に厚く巻かれるのが気になります。
本命の
オシアジガー 2001HG へ
リールシート任せでは リールが暴れ出してしまうので
ここからはHL-Z610MLFS-Tにセットして巻くことになりました。
安定したとはいえ 指ワインドをしながら3kgの加重をかけた巻き取り400mは
楽な作業ではありません。
1回目で綺麗な巻き上がりとなったので ほっと 安堵する所長です。
(テンションアジャスターを通すのでスプールから一度ラインを外す必要があります。
切り取って再度結び直すも良し 所長はスプールを外して注油の機会といたしました)
加重は
PE1.5号なら1.5kg
PE2.0号なら2.0kg
PE3.0号なら3.0kgと 号数=テンションkgを目安にしてみました。
高速リサイクラー2.0がスムーズに回る加重(500gくらい?)と
テンションアジャスターSの抵抗の合算で2.0kgまでは余裕なんですが
3kgになると 高速リサイクラー2.0に ~1kg掛けるとギクシャクしてくるので
テンションアジャスターSとの按配をいろいろ試していくことになります。
細糸系はマイクロジギング用の19 STRADIC 3000MHGにPE1.0号と
ベイトテンヤ用の19 TATULA TW 100XHL 8.1のPE0.6号を共に0.6kgの加重で巻き直してみました。
懸念していたスリップは起きませんでしたが
600g加重とは思えないハンドルの重さに19 STRADIC 3000MHGのトルク不足を体感することになりました。
※スムーズに巻ける範囲での加重で良いのでは?との思いがあります。
最初は ミヤエポック テンションアジャスターSに懐疑的でしたが
実際に使ってみたらカチカチに仕上がったスプールの巻き上がりも綺麗だし
どのリールでも 滑らかな抵抗 を感じながら最後まで巻き上げることが出来たので
不安は払拭され よく考えられた操作感 に満足しています。
3kgの壁・・・を越えることができたかな。
※ 3kgの壁・・・を越えた! 解脱の後書き
一通りリールの巻き直しが済んでしまうと・・・
本当に3kgの加重は必要なの? という巻くのに難儀していた刻の疑問に戻るのでありました。
テンションアジャスターの効能として
テンションアジャスターを介して巻いた方がリサイクラーから巻いていた時よりも
巻き上がりが綺麗!これは間違いありません。
ラインの整流機能 これもミヤエポック テンションアジャスターS が与えてくれたモノです。
※スプールの右側が厚く巻かれることへの対策と暴れるリールの固定方法の改善に着手するべ。