フックシャープナー リョービ パワフルダイヤ1200

endoco

2021年08月04日 15:32

先日の釣行で 先端のソリが出たPIKE AS-03



その拡大



出番ですよ!


リョービ DT-101J パワフルダイヤ1200

ピンピンに研ぐことが出来るので 

これくらいでは新たなフックに交換することは無いですねェ。



黒丸に鉤先のめくれが確認できるが・・・もう片方の鉤に 外す際のプライヤーの咬み痕があるので

これは 魚に掛かった方の鉤ではない・・・。

ということで・・・

鉤先が鈍る というのは 魚が掛かったから起きる そればかりでは無いということですね。

※所長は移動時にジグをどの様に鎮座させているか・・・コレで鈎先を捲ったと思います。

フックシャープナーの使い方を YOUTUBEで見ましたが所長には 

なぜ?そうなのか解らないことが沢山ありました。

鉤先から引くように研ぐ・・・所長は 鉤先に向けて 研いでます(笑)。
鈎先が 眠る のを避ける為かな?
(眠ってしまうと起こさなければならないのが世の常^^;。
起こした鉤先は まあ甘チョロくなってしまうので)
研ぐと言うより 削ることで窮状からの回復を図るなら 有り でしょう。 

ヤスリの粒度800番辺りで ピンピンになります・・・・ってそれ

ぎざぎざに削られた先端に出来た小さな突起のバリ が引っかかって

刺さりが良くなったように感じるだけですから(笑)。

元の形状に沿って紙やすりで研ぐのは・・・それメッキ削って細くしているだけです。

今回の画像のような 反りを削るだけで 刺さりが戻ることは無いと思いますけど。




フックシャープナーって 現場での応急用 に限られる訳ではないはずです。

所長は 研ぎ の位置付けなので(笑)・・・

リョービ DT-101J パワフルダイヤ1200でフックを仕上げるには

鉤先に向かって三角錐を作るように 外側2面 左右に平面を作るように研ぎます。




イメージです^^。

※前提を忘れてた。

前提の1.鈎先の反りは 真っ先に削り落としておきます。
曲がってしまった部分を曲げ戻すと ナマって柔らかくなっているので・・・なるべく戻さない。
でもナマっているだけで 充分実用になるので再び研ぎ直せば良いのですが(笑)。
2度も研いであげればフックとしては本望だと思います。

ジグヘッド等で どうしても3度4度と研がなければならないフックに当たることが在れば
それはそれは…幸せな出会いであったことと察します^^;。

前提の2.シャープナーは台に置いておいて鈎を持ってシャープナーに当てる。・・・です。
シャープナーを砥石の様に固定して扱うのです。
シャープナーを持つと削り面がどうしても丸くなり・・・軸のずれた先端になりがちです。
シンメトリーな出来上がりは期待できません。
が・・・・実用にはなります^^;。

懐(ふところ)側は研ぎません。三角錐なら外側に ハの字 2面。



イメージです(笑)。

4角錐なら3面ですが これ難しいので所長はしません。

3面になると平面と平面の出隅に角が出来ちゃうので 難しくなります。

シンメトリーに仕上げるのがとてもとても難しくなります。

シンメトリーで無いことが判りやすい と言った方が正解ですかね。

ハの字2面 なら面と面の間をもとの鉤の丸みがつないでくれます。

三角おむすび型の断面なら 誤魔化せるわけです。

2面研ぎは お互いにカエシを作る・消すの作業と言えます。

3面研ぎは 懐側にカエシを作ることになるので・・・4面研ぎすることになります。

丸く研ぐと このカエシを作る・消すが多角になり 鉤先が太く短くなってしまいます。

2面の平面が 鉤先の焦点に集まるように研いでいくと あら不思議。

妙に ピンピンの鉤先が出来ますのでお試しあれ。


これにシリコン吹いておいて 組み直して 普通 に使っています。


シャープナーにオイルを塗って仕上げたこともありましたが

洗浄が面倒なので不定期になって・・・革砥にそのお役目を譲りました。

革砥にまぶす青棒の溶剤に 黒ばら本舗 刃物用椿油 を使っているのですが

これで仕上げると 撥水する膜 がなぜか?出来ちゃんだよね。

パラフィンの膜なのかな???

台所の包丁は 幕落としとして 洗剤 で洗ってますが 撥水は消えません。
あきらめて そのまま使っているので 所長の体内には
パラフィンが蓄積されている訳です^^;。


ダイヤモンド砥石で包丁の切り刃面を作ることは有りますが必ずセラミック砥石(具体的な商品名を記すれば…シャプトンになります。)で仕上げています。

紙を斬ってみれば一目瞭然で ダイヤモンド砥石1000番ではのこぎりの様な斬り進む感触が

セラミック砥石1000番~2000番~5000番と上がるにつれ 雑味が取れていき滑らかになっていきます。

最後の仕上げに 皮砥 で5000番で取り切れなかった雑味を消すのが一連の流れになりました。

注)切れ味を作るのは実は 1000番 での成形です。2000以上は まあ 飾りというか自己満というか…。滑らかには成るのですよ・・・滑らかに(笑)。


PEラインの繊維まで断ち切るプラスチックニッパーの刃を研ぐ時にも

リョービ DT-101J パワフルダイヤ1200は欠かせません。

内側を フックシャープナーで荒立てして 表面からは砥石で滑らかに仕上げる。

これでPEラインに丁度良い案配の 刃先が出来上がることになったのは偶然の産物でした。

程よいギザ刃がPEを逃さないのでしょう。


錆び? 今まで錆びたフックでアシストフックを作ったことは無いので

錆びる前に 海の藻屑となっているのでしょう(タブン)。




ん? 新しいフックに交換した方が早いって・・・そりゃそうですよ。

研ぐのが 面白いという噺ですので^^;。


owner フックシャープナー S (仕上げ用)#800 と A (荒研ぎ用)#120が在りました。


さすが鈎屋さんのシャープナー。
鈎を研ぐことは、鈎表面のコーティングを削りとるため、錆びに対する耐蝕性を著しく低下させることになります。シャープニング作業はあくまで現場で応急対応とお考えください。
仕上げに 研ぎ をいたしましょう・・・と添えてありました^^;。




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